ユーロの懸念材料は?
ユーロ圏の金融政策は、欧州中央銀行(ECB)によって管理されているのですが、加盟国によっては、その財政規模やインフレ状況などの実情が異なります。
なので、政治的な統合プロセスや各国の内情の違いなどで、不協和音が生じることもあり、これがユーロの懸念材料といえます。
ユーロ圏の様子をつかむには?
ユーロ圏全体のおおよその様子をつかむには、ドイツの状況を見るとよいです。
といいますのは、ユーロ圏の経済規模のうち、ドイツ、フランス、スペイン、イタリアの4か国のみで、ユーロ圏全体のおよそ80%を占めているからです。
そして、ドイツはこの中で、中心的な地位を占めているからです。
クロス通貨とは?
クロス通貨というのは、基軸通貨である米ドルを絡めない通貨ペアのことをいいます。
ちなみに、外国為替市場で取引される通貨の量の上位3つは、次の順になっています。
■米ドル
■ユーロ
■円
よって、ユーロ円(EUR/JPY)というのは、クロス通貨の代表的な通貨ペアであるといえます。 |