政治問題・突発事項と相場変動
通貨というのは国が発行するものですから、その国のファンダメンタルズとは密接な関係にあります。
つまり、もし何らかの災害や突発的な事項により、その国にダメージを与えた場合には、当然その通貨も下落するということです。
こうした突発的な事項というのは、予測できないものではありますが、その国が抱えている政治的な問題などは、普段から把握しておくようにしたいです。
ブレトン・ウッズ体制とは?
19944年7月に、連合国44か国が、米国ニューハンプシャー州ブレトン・ウッズに集まり、第二次世界大戦後の国際通貨体制に関する会議が開かれ、IMF(国際通貨基金)協定などが締結されました。
これにより、国際通貨制度の再構築や、安定した為替レートに基づいた自由貿易に関する取り決めが行われました。
この後、およそ25年続いた体制のことをブレトン・ウッズ体制といいます。
ちなみに、ブレトン・ウッズ体制では、加盟国の通貨レートは上下1%以内の変動幅でドルに釘付けすることが義務づけられ、ドル自体は1オンス=35ドルのレートで金に固定されたので、「金ドル本位制」とも呼ばれました。
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