スイスフランが逃避通貨な理由は?
米ドルは、第二次世界大戦以後に基軸通貨となったので、以前でしたら世界のどこかで紛争などが勃発した際には、有事のドル買いとして買われていました。
しかしながら、2001年の米同時多発テロ以降は、有事の際にはその避難先として、スイスフランが買われることが多くなっています。
なので、世界的な有事の際には注意が必要になります。
逃避通貨・避難通貨とは?
有事の際に買われる通貨のことを「逃避通貨」とか「避難通貨」と呼びます。
スイスフランの保険としての側面とは?
スイスは、永世中立国の強みを生かした絶大な信頼感を持っていますが、このような政治性を背景にして、スイスフランは高い安定性を誇っています。
また、スイスフランは「金(ゴールド)よりも堅い」と言われるように、為替市場においては保険的な意味合いで買われることもあります。
ただし、国際的な金融犯罪やマネーロンダリングなどの問題もあり、近年ではかつてほどの金融リゾート地としての地位はなくなりつつあります。 |