日本の景気と金利の関係は?
景気と金利は相関関係にあります。
一般に、景気がよくなると資金が不足気味になりますので金利は上がります。一方、景気が悪くなると資金が余るので金利は下がります。
日本では、1950年代〜1970年代半ばまでの高度成長期には、企業の設備投資に対する意欲が非常に強かったので、常に資金不足の状態にあり、かつ、借りても次から次へと現れたので、日本の政策金利は5〜10%前後でした。
つまり、景気がよかったときは金利が高かったということです。
しかしながら、1990年代の不動産バブルの崩壊以降に、多数の企業が廃業や倒産に追い込まれる事態になると、1993年には金利は2.5%にまで下げられ、1995年以降はゼロ%台で推移することとなりました。
つまり、景気が悪くなったので金利が低くなったということです。
ちなみに、今現在も日本は超低金利ですが、これは、まだ景気がよくなったわけではないということを示しているのです。
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