金融政策とは?
金融政策というのは、国が発行している通貨の量やインフレの状態をコントロールし、生き物である経済を安定させるよう、各国の中央銀行が行うものです。
また、金融政策の中で最も重要なものが政策金利の変更ですが、これにより通貨の金利水準が決まることになります。
ちなみに、政策金利は、およそ月1回の割合で開かれている、各国の中央銀行の審議委員による会議で決定されます。
外国為替市場は、通貨そのものを売買する市場なので、特に各国の政策金利の動向には敏感に反応します。
政策金利の変更と声明文
中央銀行の政策決定の過程には、すでに発表されている経済指標や、それに基づく景気見通しなども大きく影響しています。
よって、市場は、決定内容そのものよりも、なぜその決定に至ったのかを示す「声明文」の方に反応するケースが多いようです。
というのは、後に、金融政策を決定した会議の議事録なども公表されますが、その決定過程などが注目を集め、さらに為替レートが動くというようなこともあるからです。 |