FRBの影響とは?
米ドルの価値を決めるものには様々な要因がありますが、その中でも特に金融政策の中心的な役割を担う、米国の中央銀行であるFRB(連邦準備制度理事会)の動向は、為替レートに大きな影響を与えます。
FRB議長の発言ひとつで、世界の為替レートが動いてしまうほど、その影響力は強いものです。
FRBの動向で注意することは?
FRBの動向で最も注意するべきことは、政策金利の決定です。
世界の基軸通貨である米ドルの金利動向は、最重要といっても過言ではありません。
これは、たとえわずか0.1%の金利の変化であっても、それは世界中のニュースになり、為替相場を動かす原動力となり得るからです。
米国の政策金利の動向は?
ITバブル崩壊と、米同時多発テロにおける景気後退を下支えするために、2003年には政策金利は1.00%まで段階的に引き下げられています。
その後、住宅ブームもあり、2006年には5.25%まで引き上げられていますが、サブプライム問題による市場の混乱を抑制するために、再度引下げの方向にあります。 |