金利差のみでの判断は危険
経済指標のうちのいくつかは、金利や景気の予測と密接な関係にあることから、市場の注目を集めやすいです。
金利が高い国には、マネーは流れ込みやすくなりますので、通貨ペア間の「金利差」というのは、当然為替レートに大きな影響を与えます。
具体的には、高金利の通貨は、上昇する傾向にあります。
ただし、金利差を見て取引する場合には、インフレ率を加味した「実質金利ベース」で考える必要がありますので、注意が必要です。
景気と為替の関係は?
景気と為替の関係では、景気が良くなった国の通貨は買われやすくなり、景気が悪くなると売られるのが基本的な考え方です。
これは、景気が良い国というのは、投資機会が増えますので、投資資金が世界中から集まりやすいからです。
しかしながら、最近の日本では、景気の良し悪しと円高・円安とは、必ずしも一致しませんので、あくまでも一般論として頭に入れておくとよいと思います。 |