ヘッジファンドとはどのようなものですか?
ヘッジと聞くと、リスクを避けるような運用を行う投資家をイメージされるかもしれません。
実際、もともとはそういった目的でつくられた運用機関だったのですが、時代の要請とともに形態が変化を遂げたため、現在ではさ様々な手法を用いて絶対リターンを狙う、非常に大きなリスクを取る投資家になっています。
そして、このヘッジファンドというのは、どの運用手法を用いるのかによって、その種類は多岐にわたっています。
具体的には、売りと買いを組み合わせることによって、市場全体の値動きの影響を最小限に抑えたロング・ショート運用やマーケット・ニュートラル運用、とにかく値動きのありそうなマーケットにコミットして、大きくレバレッジをかけて運用するマクロ運用など、様々です。
その中でも特に為替市場に大きな影響を与えるのは、マクロファンドとモデルファンドになります。
マクロファンドには注意
ヘッジファンドの中でも為替相場への影響力から注目を集めているのがマクロファンドです。
マクロファンドは、非常に高度なファンダメンタルズ分析をしているような印象も受けますが、実際には、「人為的な仕掛け」が得意なだけのところもあります。
よって、チャート分析で、誰もが節目と思うようなポイントでは、マクロファンドのワナに引きずり込まれないよう注意が必要です。
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