どのように判断したらよいですか?
ストキャスティクスもRSIと同じで、70%以上だと買われすぎ、30%以下だと売られすぎとされています。
ただし、%Kは値動きに反応しやすいので、ほんのちょっと高値や安値が続いたり、相場が極端に上昇したりすると、80%以上、あるいは20%以下が続いてしまったりします。
なので、判断ツールとしては、少々使いづらい面があります。
そこで、相場分析には%Dと併用されることが多いです。
%Dは、%Kよりも相場に対する反応が緩やかになりますので、多少、高値や安値が続いても、80%以上、あるいは20%以下になったままということが少なくなります。
また、%Dでも70%以上で買われすぎ、30%以下で売られすぎというのは同様ですが、より正確性を増すには、80%以上で買われすぎ、20%以下で売られすぎと見るほうがよいと思われます。
そして、SLOW%Dは、スロー・ストキャスティクスともいわれますが、相場の反応をさらに緩やかにしたものですから、これらを組み合わせて判断すると、より精緻化した分析が可能になります。
|