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アメリカ経済指標発表時の相場の習性について

どのような習性がありますか?

アメリカの経済指標というのは、世界中の外為市場参加者が注目していますので、発表時に相場が動くということがしばしばあります。

例えば、アメリカの雇用統計は、毎月第一金曜日のアメリカ東海岸時間で午前8時※に発表されます。

一般的には、失業率が改善されていればドル買い、悪化していればドル売りというのが、発表直後に起こりやすくなります。

ただし、例えば、現在失業率が5.2%で、新たに発表される失業率の予測が6%だった場合、実際に発表された失業率が5.6%であったならば、ドルが買われることもあります。

これは、5.2%から5.6%に失業率が悪化したわけですから、本来であればドルは売られるべきなのですが、予想が6%でしたから、それを見越して先にドルが売られており、予想ほど悪化していないということで、買い戻しが起きるからです。

このような現象のことを「織り込み済み」と呼びます。

また、発表結果が予想通りであった場合には、発表直後に何も起きないというケースもありますし、セオリーと逆に動くこともしばしばあります。

とはいえ、最終的には米国経済指標の発表後にどちらかに動くことが多いです。

この相場がどちらかに動く習性を利用して、アメリカの経済指標発表時に合わせてIFOオーダーを応用する方法があります。

※日本時間ですと午後9時(夏時間)、午後10時(冬時間)です。


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