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【1540】純金上場信託と【1326】SPDRゴールド・シェアの違いは?

【1540】純金上場信託とは?

【1540】純金上場信託(現物国内保管型)というのは、2010年7月2日に新たに東京証券取引所に上場された「純金信託ETF」のことです。

この【1540】純金上場信託の金ETFが上場される以前は、東証に【1326】SPDRゴールド・シェア、大阪証券取引所に【1328】金連動投信があるだけでしたので、今後出来高が安定してくるようであれば、商品が分かりやすいということもあり、人気の商品になる可能性もあります。

また、この【1540】純金上場信託は、購入者がETFを買った分については、実際に三菱信託に現物を保管していきますので、キロ単位で「金」の現物に交換できるところが最大のメリットとなっています。

ちなみに、【1326】SPDRゴールド・シェアも「金」の現物に交換することは可能ですが、ETFで10万口からとなっており、これを金額に直すと3億円を超えてしまいますし、しさらにニューヨークでの受け取りとなりますので、なかなか現実的ではないかもしれません。

【1326】から【1540】への乗り換えは?

すでに長期保有の【1326】SPDRゴールド・シェアを持っているという場合には、わざわざ【1326】SPDRゴールド・シェアを売ってまで【1540】純金上場信託に乗り換えることはないのではないかと思われます。

というのは、【1326】SPDRゴールド・シェアを売却したときに課税されてしまうからです。

もし、これから金ETFを始める人でしたら【1540】純金上場信託から購入してみるのもよいかもしれません。

もし【1540】を現物で受け取らずに現金化した場合の税金は?

【1540】純金上場信託を現物で受け取らずに現金化した場合には、現状の証券税制においては、株式と同様、10%の分離課税となります。

また、特定口座であれば、自動的に調整してくれます。

もし【1540】の現物を受け取り保管して売却したときの税金は?

【1540】純金上場信託の現物を受け取り保管しておいて、それを売却したときの税金については、現物を受け取る時には課税されません(証券口座のETFの売却益には課税されます)。

また、現物を5年以内に売却して利益が出た場合は、(利益額−50万円)が譲渡所得として総合課税されます。

なお、5年超の場合は、(利益額−50万円)×1/2が譲渡所得として総合課税されます。


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