ポートフォリオとは?
仮に相場の先行きに絶対の自信があったとしても、すべての運用資金を1つの資産に集中投資するのは、リスクが大きすぎることから得策とはいえません。また、収益の安定化も困難になってしまうからです。
ポートフォリオとは、投資家の具体的な資産構成のことをいうのですが、運用のプロである機関投資家は、必ずこのポートフォリオを組んで運用しています。
もちろん、長期運用で収益の安定をはかるためには、個人投資家にもポートフォリオ運用が不可欠といえます。
個人投資家のポートフォリオは?
一般的な個人の資産構成としては、預貯金、株式や債券などの有価証券、リートを含む不動産、金(ゴールド)などがあげられますが、これを投資商品に限定しますと、株式、債券、不動産(リート)、金(ゴールド)などということになるかもしれません。
また、過去の平均的な騰落率を考慮しますと、債券は安定運用型、株式と「金」はハイリターン追求型、不動産はその中間型といえそうです。
人気の高い商品は?
「貯蓄から投資へ」と個人マネーが向っている中、とりあえずは投資信託が預貯金の受け皿となっています。
その投資信託においても、資産分散型投信や財産三分法ファンドのように、内外の債券や株式、リートで運用するタイプの商品の人気が高いようです。
なお、個人の間でも、ポートフォリオ運用は普及し始めており、「金」など商品市場で運用するコモディティ型の投資信託も注目されています。
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