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ロコ・ロンドン、ブリオンバンクとは?

ロコ・ロンドンとは?

ロコ・ロンドンというのは、金の現物取引でよく用いられるのです。

この「ロコ」とは現地渡し価格、すなわち運賃や保険料などを一切含まない価格のことなので、ロコ・ロンドンは「金の現物の受け渡し場所をロンドンにすることを条件にした金取引価格」ということになります。

とはいえ、実際にロンドンで受け渡しを行う必要はありませんので、あくまでも「運賃などを含まない価格」という意味で用いられています。ちなみに、ロコ・ロンドンの価格も米ドル建てとなっています。

ロコ・東京、ロコ・ニューヨークとは?

ロコ・東京、ロコ・ニューヨークなどという使用方法もありますが、この場合の価格は、ロコ・ロンドンをベースにして、それぞれ運賃や保険が加算されるものになっています。

ブリオンバンクとは?

ブリオンバンクとは、金(ゴールド)を含む貴金属取引を幅広く行う部署のある銀行のことをいい、欧米の金市場関係者がこのように呼んでいます。

現在でも欧米の金融市場においては、「金」は米ドルやユーロと並ぶ通貨と位置づけられていますので、大手銀行は「金」などの取引を専門に行う部署を設置しているのです。

なお、ロンドンの金現物取引の指標価格は、ロンドン金市場でフィキシング(値決め)されていますが、この業務を行っているのもブリオンバンクになります。

日本にもブリオンバンクはあるの?

日本では1978年に「金」が自由化され、銀行が金地金などを取り扱えるようになりましたが、銀行法によって貴金属取引の範囲が限定されていますので、欧米のようなブリオンバンクは存在しません。


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