商品の組入比率の設定は?
各商品の組入比率の設定については、どの程度の利回りを期待しているかによっても異なります。
なので、安定志向であれば債券(外国債券を含む)の比率を高めることになりますし、収益性を重視するのであれば株式や金(ゴールド)の比率を高めることになります。
ポートフォリオに占める金(ゴールド)の割合は?
バランスのとれたポートフォリオに占める「金」の割合は、専門家でも意見が分かれているところですが、一般的に欧米では10〜15%程度といわれているようです。
また、ポートフォリオについては、資産配分だけでなく、通貨の配分にも気を配る必要があります。
というのは、国内の金価格というのは、米ドル/円相場の影響を受けますので、実質的にはドル建て資産といえるからです。
なので、「金」をポートフォリオに組み入れる場合には、外貨建て資産※は米ドル以外の通貨、具体的には、ユーロやオーストラリアドルなどを選択してリスクを分散するとか、あるいは一定の比率で国内資産にも投資してバランスを取るなどの方法が有効です。
なお、ポートフォリオの資産構成は、相場観に基づいて随時あるいは定期的に見直したいところです。
※外国株式、外国債券、外国リートおよびこれらの資産で運用する投資信託などのことです。 |