FX投資情報館



2008年以降の金価格の上昇要因は?

金価格はいずれ2000ドルを達成する?

ニューヨーク金先物市場の金価格は、2008年1月に1080年の歴史的高値である875ドルを更新し、さらに、同年3月17日には、1トロイオンス=1033.9ドルの史上最高値をつけました。

しかしながら、今回の歴史的な高値更新については、1980年当時の異常ともいえる市場の過熱感や投資家の熱狂というのはほとんど感じられないといわれています。

これは、金市場において、すでに2000ドルをも目指した新たな上昇トレンドが始まったという強い期待感を表したものだという専門家もいるほどです。

もしかしたら、意外と早い時期に2000ドルの達成があるかもしれません。ただし、この段階においては注意も必要です。

というのは、金価格はとりあえずは1000ドルの大台乗せを達成したわけですが、目先は何らかの調整があってもおかしくないからです。

今回の金価格の高値更新は従来と異なる?

2007年の秋頃から、大手貴金属取扱業者の店頭には、連日のように売却希望者が大挙して押し寄せているようです。

しかしこれについても、かつてとは少々異なる様相のようで、具体的には、高値更新をきっかけに、先高を期待する「購入希望者」もそれに劣らず増加しているということだそうです。

というように、今回の金価格の歴史的高値更新については、強弱の見方が相拮抗している状態のようです。

2008年以降の金価格の上昇要因は?

2008年に入ってからの金価格の主な上昇要因は、次のようなものであると考えられますから、まさに、米ドルと金価格とが逆相関(ドル安=金買い)の関係にあることがはっきりわかるものだったといえそうです。

■サブプライムローン問題を引き金とするアメリカ経済の鋭角的な後退懸念
■アメリカの低金利政策を見透かした急激なドル安(円高)の進行


ポートフォリオと金投資
公的機関の金準備とは?
ロコ・ロンドン、ブリオンバンクとは?
2008年以降の金価格の上昇要因は?
金価格急落は短期調整か日柄整理・値幅調整か?

ポートフォリオに占める金の割合は?
IMFの保有金の売却とは?
ヘッジファンドの運用手法は?
金価格の急落は購入のチャンス?
価格変動リスクには時間分散が有効


Copyright (C) 2011 FX投資情報館V「金(ゴールド)編」 All Rights Reserved