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FX業者の倒産と信託保全について

リスクは為替変動だけではない

FXでは、為替レートが予想した方向と反対方向に動けば損失が生じます。つまり、投資の元本と利益は保証されていません。

FX投資家としては、こうしたリスクを覚悟した上で取引をする必要がありますが、実はリスクというのはこのような相場変動によるものだけではありません。

というのは、取引しているFX業者が倒産してしまうというリスクがあるからです。

つまり、相場の予想が当たって、取引では利益を上げることができたけれども、預けている先の業者が倒産してしまえば、得られたであろうはずの利益や、預けているお金が戻ってこないということもありえるのです。

FX業者が倒産するとどうなるのですか?

FX業者が倒産すると、その業者にお金を貸している銀行や取引先が債権の取り立てをします。

もちろん、取引口座に資金を預けている投資家も債権者には違いありませんが、もし取引口座の資金とFX業者自身の資産が分けられていない場合には、投資家もその他の債権者と同じような立場となり、資金を100%回収することは不可能となってしまいます。

このような事態を避けるために、ほとんどのFX業者では取引をする顧客の資金を自社の資産とは別にして、信託銀行に預けています。

こうしておけば、たとえそのFX業者が倒産したとしても、信託銀行に分別管理して預けられている顧客の資金は、他の債権者から守られることになるからです。

このような仕組みのことを「信託保全」といいますが、FX業者のすべてが信託保全をしているわけではありませんので、口座を開く際に注意しておくことが大切です。


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